2016年6月30日木曜日

空はまるで



こんにちは 信です


すっかりご無沙汰してしまいました


如何お過ごしでしょうか?


お互い毎日疲れることばかりだけど、がんばっていきましょうぜ。







先日ばあちゃんが亡くなりました


なんというかもう ぽっかり穴が開いたような感じとは正にこのこと


銀行さんと話しに行ってる最中に携帯が鳴りっぱなしで


終わってから確認すると母ちゃんからの着信だった


なんかいやだなと思ってかけ直すと涙をこらえて話す母ちゃんの声が聞こえた


おばあちゃんがあと数時間しか持たないって


ばあちゃん入院したりもしたけど退院して、前の前の晩まで変わりなく元気だよって聞いてたから


なんでだ?なんでだ? そんな気持ちでいっぱいだった


すぐに社長に掛け合い、やりかけの仕事だけ片付けて白河へ向かった


こういう時の距離ってつくづくきついなぁと感じた




白河へ着くと親父と兄貴が迎えに来てくれた


散り散りになっている従兄弟たちも、もう着いていて俺が最後だという


病院に着く間際に母ちゃんから着信


「早く!早く!」


意識が無いばあちゃんの心臓はいつ止まってもおかしくなかった






病室に入ると酸素吸入器を付け、静かに呼吸をするばあちゃんがいた


「声をかけてあげて」と誰かが言ったんだけど


声を発したら堪えようとしても一緒に涙がぼろぼろ出て来てしまった


「ばあちゃん、大丈夫だよ がんばろう がんばろう」


そんな言葉をかけ続ける事しかしてあげられなくて、自分はなんと無力なんだと思った


一度もばあちゃんの意識が戻ることは無かった





2016.05.20 17:30


俺が着いて30分くらいでばあちゃんは静かにこの世から旅立った


みんなから「おばあちゃんお前の事待ってたんだな」と言われてどうしようもなく泣いた





俺が知ってるだけでも結構壮絶な人生を歩んできたばあちゃん


じいちゃんは俺が1歳くらいの時に亡くなっているので


きっと30年以上ぶりに再会してるんだろうな そう思えることだけが唯一の救いだった


苦労した分、これから沢山じいちゃんと笑ってくれてたら嬉しいな







大好きだったばあちゃん



昔 兄貴が幼稚園の遠足だった日に、俺はばあちゃんと遠足に出掛けた


田んぼ道をおぶってもらって 天気がすごく良くて なんだか全部がとても優しかった


三歳くらいだったけどなんとなくその日の事を覚えてる




ぴょん太郎の名前がなんでか言えなくていつも「じゅん太郎」「ちゅん太郎」って呼んでた


でもすごく可愛がってくれた (一度甘噛みされて怒ってたけど)




最後に会った今年のお正月にはお餅を一緒に食べた


痩せちゃってたけど「なんぼでも食べられる」って言いながら笑うばあちゃんが可愛かった





唯一の心残りはひ孫を見せてあげられなかったこと


ほんとごめんね ばあちゃん


もっともっとしっかりしていつか結婚してひ孫が出来たら、ばあちゃんの事を沢山話すよ





長い間ありがとう お疲れさま ゆっくり休んでください ばあちゃん。










ばあちゃんが亡くなってから空ばかり見てしまう



空は今までどれだけの悲しみや喜びを見てきたのだろうと思った





空があんなに高いのは 大きな希望を持てるように。



空があんなに広いのは 沢山の喜びや悲しみを受け止めるため。



空があんなに青いのは 傷ついた沢山の心を癒すため。





世界中何処に行っても空は繋がっている



空は世界で一番大きな優しさなのかも知れないなぁ。







今週末は 四十九日の法事 時間が経つのは本当に早い



晴れるといいな しっかりと手をあわせて来ようと思う。