2016年1月14日木曜日



こんにちは 信です



THE 冬といった寒さが続いておりますな



風邪などひかぬよう暖かくしてお過ごし下され





昨夜はとても良い夜だった



東京に出張で来ていた親父と銀座まで繰り出し、山口産の良い焼酎のボトルを空にした



気付けば、俺が生まれた時の親父の年齢に今年俺がなる



生きている者の常で少なからず我が家にも色んな事があったけれど



今も元気でこうして一緒に笑って酒を飲んでいられることに本当に感謝



お互いスーツを着て会うことなんて滅多に無いので多少気恥ずかしい感じはしたけどね(笑)




我が家は両親とも車関係だったので家族全員車がとても好き



(当然ながら知識に関して俺は家族中の最低ランク)




親父が前から最後に乗る車はこれだと決めている車があって



店を出た後 中央通りを歩いているとその車を使った個人タクシーを見つけたので



「乗り心地を確かめよう!」とソイツに乗って親父をホテルまで送っていった



運転手の方と三人で、この車の乗り心地や加速・静かさなどの話で盛り上がり



20分くらいだったけれど、その時間も良かった



歳を取ることって自分も含めて悲観的になることが多いけれど



やっぱりそれだけじゃないよなと思えた本当に良い夜だった。ありがとう







さて本日は「LIFE」全曲解説 3曲目「傷」



この曲はアルバム中 新曲として収録された中で一番最初に作られた曲



実は一昨年くらいからライブでちょいちょいと打線に組まれていたりする



エースは善ちゃんが曲を作り、それをもらって俺が歌詞を書くというパターンが多いのだけど



ある日善ちゃんから「まこちゃんが書いた詩に曲をつけてみたいんだ」とのオファーがあり



悩んだ末に今の歌詞を書き、その後善ちゃんが曲をつけてくれた



曲をもらった時に善ちゃんの音楽センスはほんとに素晴らしいなと唸ったのを覚えている



実はアップテンポを意識して歌詞を書いたのだけど、蓋を開ければ正に180°正反対のどっしりした曲になり



しかもトラックに使われている音の一つ一つ 妖しさが並じゃない



いわゆる詩先というカタチをエースで試みた初めての曲がこの「傷」



彼は本当にすごいよ 一緒にバンドが出来ることをほんと嬉しく思う。






この曲もストーリー仕立てとなっていて登場人物はたったの二人



オスの魚とメスの蝶



簡単に言ってしまえば、ひきこもりの魚クンと自由奔放な蝶々サンのありえない恋物語。



相手は誰でもいいけれど、恋をした時のことを思い出してみて欲しい



俺たちがその気持ちを抑えきれずに踏み越える 見えはしないけど確実にそこにある一線があったはずだ



この物語の中では水面がその一線となっていて、魚クンは今も口を開けたまま空を見ている



一度は抑えきれない気持ちが彼の足となり、踏み越えたはずの一線



でも時間を経て彼がまた水の中に戻ってしまったのは



自分の過ちであり もしかしたら相手の過ちでもあり もう仕方のないこと





こんな経験はないだろうか





付き合いたての頃 とあるお休みの日



この日は暑かっただろうか 寒かっただろうか



もうそれすらも定かではない位 遠い日のことかも知れない



この日は相手がどこかに遊びに行ってしまった日で



一人部屋の中でぼんやりと目を覚ます




「そうか、今日は・・」と深くため息をつき



そこに優劣などあるはずはないのに



何故か少しの劣等感を感じてしまったこと






もし今をこれを読んで、その記憶を思い出した人や、まざまざと想像出来た人は



きっと魚くんの物語に共感してもらえると思います



ぜひ聴いてみて下さい。







次回は4曲目「アリガトイツカ」



記憶は生き続ける これは最大級の感謝を込めた 一生をかけるラブソング。








本日は2016年エースライブ初め!


CLUB PHASEでBOSSの誕生祭に参加させていただきます(★ ̄∀ ̄★)


お越し下され~!!
































































2016年1月12日火曜日

LIGHT


こんにちは 信です



昨日は成人の日 



成人された皆様、おめでとう御座います



自分の時から12年も経ったと思うと驚愕です(笑)



ニュースで各地の様子が流れてましたな 



とある会場の様子が流れた際に少しこれはどうなんだろうと思いました



市長から少子化についての言及があり、「出産の適齢期は~」と具体的な年齢を発表



後の取材で「事実を知って欲しかった」との事でしたが、これはちょっと。





もう数字で人を縛るのは止めた方がいい



みんな分かってるんだよ そうしたいけど簡単にそう出来ない現状があるんだよ



こちらの市長さんの事では無いけれど、早期結婚・早期出産を求めるのならば



公開された平均所得を、俺たちが見た時に納得出来る位の数字に設定したらどうか



その削減された膨大な金額を女性の為の手当に振り分けたらどうか



それだけで解決は出来ないだろうけど、少なくとも



汗水たらして支払った俺たちの義務は、アホの不祥事に消える為にあるんじゃない。











さて、いつも通り前置きが長くなりました(笑)



本日は「LIFE」二曲目 LIGHTの曲紹介!





この曲はアルバムの中で一番最後に出来た曲です



原型はFIELDSと同じ頃からあり、タカシが居たころからカタチを作ってました



エッジの効いたギターリフが最初に出てきたので、何か普通ではない歌詞にしたいと模索



その後、性に溺れた男の物語を描きたいと思い、曲と並行して物語を構築していきました





舞台はメキシコ ティファナ



行ったことはないので、Googleさんのストリートビューで散策し雰囲気をつかむ


(夜のビューであれば最高だったんだけど)



そしてインターネット上に無数にあるティファナ体験記を読み漁る



この辺から頭の中で暗闇にネオンの光る一本の通りと、そこに立つ怪しげな登場人物達が完成



舞台は実在の街ですが、場所も人も空想なわけです




このLIGHTという曲は何度かタイトルを変えていて最終的にLIGHTへ



調べているうちに、売春を始めとする性的趣向のお店が並ぶ場所が



<Red Light District>と世界的に呼ばれていることがわかり


(日本では1946年~1958年)


最初は<R.L.D>とタイトルを付けてたんですが、まぁ捻りがないなと、 言いにくいし(笑)



何度か歌詞中に登場するライトという単語がこの物語の街の象徴でもある気がしたので



「LIGHT」になりました




物語のあらましはこうです



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主人公(日本人 40代)は旅行で友人とティファナを訪れました


通りには怪しく手招きする女と笑いながらこちらを見ている男


誘われるがまま、いざ夜の世界へ


どれだけ(彼にとって)情熱的な夜がそこにあったとしても、朝が来ればすべてがリセットされる


お金が間にある関係は彼にとっても都合がよく、


一度その世界を堪能した彼は、夜を待ち侘びるようになります


夜が来ると昨日慎重に歩いていたはずの通りを、もはや恐れることなく歩いています


それを見て笑うのは通りの住人 男と女


また誘われるがままに孔雀の羽根のような色のカーテンをくぐり


違う夜に出会います



上機嫌のまま安宿に戻り 眠りにつくと悪い夢を見ます


暗い路地に痩せこけた犬が一匹


何かをこちらに訴えかけている



「お前は朝が来れば、すべてが終わると思っているのだろう


しかし何処にいったとしても出口などないのだ」




数日後、彼は日本に戻りました


海を越え、何事も無かったように日々の生活へ


しかし日常のほんのちょっとの隙間に、赤く光るライトがちらつくようになります


それは、仕事の合間に、、家族との団らんの時間に、、眠る前のまどろみに、、


思い出すのは砂埃、ニヤついた男女、極彩色のカーテン、そして、、、


ライトの光は日毎に強くなり、日常に支障をきたすようになっていき


彼は今ここにないすべてを求めるようになりました


涙する家族を背にして、彼はすべてを捨ててティファナへ舞い戻ります



彼が待ち望んだ夜は抗えない丸みを持った刃物でした


どんどん自分も周りも傷つける刃物


自分には何もありません 金で繋がったこの夜が終わり朝が来ても


また夜を待ち侘びて また朝が来て また・・・



今夜もぬるいコロナを飲みながら通りを歩く彼


そこであの夢の犬に言われたことを思い出し 呟きます 「出口は何処だ」



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こんなストーリーとなっております



ありえない話かも知れないけれど、ありえなくないかも知れない話



場所も設定も違いますが数年前に読んだ「闇の子供たち」も雰囲気の参考になりました



イントロ終盤のマキオくんによる中華的なオブリが、雑多な雰囲気を倍増させてます



善ちゃんの今までにないファンキーなベースラインにも注目です




この曲を好きだと言う人はあまり居ないかも知れませんが(笑)



エースの楽曲(世界観)の幅は間違いなく広がったと思っています。





次回は三曲目 「傷」


ありえない設定と現実が混同した物語 


彼は口を開けたまま、今日も空を見つめ続けています。








































2016年1月6日水曜日

FIELDS


こんにちは 信です



現実の幕開け 如何お過ごしでしょうか?



こちらは思っていた程ではなく まぁまぁなスピード感での滑り出し



・・なんて思っていたところに一発くらいました





普段暮らしていく中で我慢ならないことって何ですか?



諸々あると思うんですが、俺の場合は「自分が軽く扱われること」



特に相手が初対面だったりすると余計に。



お会いする方がとんでもない方だったり、尊敬出来る方の場合は別です



そりゃ比べるまでも無くちんちくりんですから(+o+)



でも自分の見立てで、そうでない相手からの場合 こればっかりは多少、顔に出てしまう(笑)



ただどんな相手でも仕事を介している以上



自分の立場もある上に、何年もその相手と付き合っていかなければいけなくなるかも知れません



気持ちのやり場に困ったりしますが



三十代 これは縮んだバネと思って 論より証拠 



また一から叩きこもうと思うとぴくぴくしちゃいますが、



今に見てろ このクソッタレどもが とココロの中でぶちまけて



気軽にツッコめなくなるほどにやったります






















前置きが長くなりました!今日から始まる昨年からの宿題



毎度恒例です 1st mini Album 「LIFE」の全曲紹介!






本日は1曲目「FIELDS」





この曲はエースを始めてから最初となる自分作曲の曲です



歌詞冒頭の「第2ROUND」という言葉がこのアルバムを作るにあたって



自分の中でずーっと根底にありました





俺はwindflowというバンドをやっていて、二人はモンキーレンチというバンドをやっていた



当時俺たち三人が一緒にバンドを組むなんて誰も思っていなかっただろうし



色んなタイミングが重なって



やっぱりどこか必然的に今の形になっての「第2ROUND」なんだろうなと思ってます





エースは今回のアルバムまで「東京」を除いた全ての曲がヨシちゃん作曲



windflowの頃は作詞作曲を全てやっていたのだけど



エースになってから自分的にもヨシちゃんが作るメロディにとても満足していたし



もう曲を書くことは無いかも知れないなと思っていた



でも家でギターを弾いているとどこからともなくリフがやってきて、それが繋がって曲になっていく



エースは良いメロディの聴きやすい曲が多かったから、それをもっと際立たせるには・・・



と考えたときに「俺は反対の曲を作ろう」と



いわゆる良い曲でなく、特別優しくもなく、人間のきれいなばっかりじゃない側面も混ぜ込んで



発散という意味合いでがーっと声を出せるような・・・。



そんなことを考えて最初に出来上がったのが「FIELDS」でした



まだタカシがいた頃に原型が出来上がり、アレンジを進めていって



彼が抜けた後 もう一度練り直し、今の形となりました




最初はラップではなく普通のメロディだったんだけど、



三人になってもっと今までとの差別化をしたいと考え、サビ以外全て書き直したのが5月ごろ



二人からの反応も良くて、嬉しかったなぁ



そこから俺も曲を書いていこうという気持ちが固まりました



これも俺の中での第2ROUNDだったりするのです。





決して華やかな曲ではないけれど、人間味に富んだ曲になりました



ちなみ「風はあなたと共に」という歌詞は



windflow時代から変わらずにライブへ来てくれる方々を想って出てきた言葉です




アルバムを作るにあたって絶対一曲目にしたいと思っていた曲



エースのことを歌い、自分の日々を歌った曲です



マキオくんの空を渡るようなギターソロや、ヨシちゃんのガラスのような透明なコーラスも聴きどころ




今は俺たちだけでサビのWow oh oh~を歌っているけど



いつかフロアから大合唱をさせられるようなバンドになりたいと思ってます。







次回は2曲目「LIGHT」の曲紹介



猥雑とは正にこの曲。 抗えない欲に負けた男の物語です。





2016年1月3日日曜日

あけましておめでとうございます 2016



明けましておめでとうございます


信です


年末年始どうでしたか?



俺の場合 何だか年末という気がしないまま


あれよあれよという間に年を越し


あれれれれれという間に正月休みがあと数時間で終わろうとしています



昨年30日のライブ納め観てくれたみなさんありがとう☆


とても良いテンションで締めのライブが出来ました


今年はアルバム完売を目指し、邁進して行きます(*^^)v




はじめましてな 2016年


実家に帰り、みんなで年越し


中学の同級生らとも一年ぶりに飲み


共に悩みながら生きていくのです ありがとう がんばろうぜ!


じー&がらも変わらない安定の空気をありがとう♪


そのうち三人で温泉でも行こうな(*^^)v
 



正月はちっちゃいのがちょっとおっきくなったのでにぎやかでした(^-^)


親父も母ちゃんも兄貴もばあちゃん達も元気で何より(。・ω・。)ノ


その時には絶対に悔やむけども、ひとつずつ孝行どんどんがんばろう


また我が家に集合写真が増えました 感謝☆




さるな年 計らずとも山猿みたいな頭になりました


今年も気張って参りますので、皆様 また一年宜しくお願い致します!!






次回より・・・


去年からの宿題 アルバム全曲紹介が始まりまーす(笑)